2010年12月22日水曜日

約束の地…約束の海岸

「約束の地」・・・あの海岸とは?
このブログを見に来てくださっている方なら
もうおわかりのことでしょう。
そう、茅ヶ崎海岸です。

「ミケとチビの茅ヶ崎海岸物語」のwabi さんにお願いして
ミケちゃんのお墓参りをさせていただいたのです。
wabi さんのブログのファンであった自分は以前から
「ミケちゃんに会いたいです。会いに行きます」と約束していました。
そして、今年の春に会いに行く予定を立てていました。
ところが、東京まで行きながら事情があって日帰りにしたため
茅ヶ崎に寄らず大阪に戻ってきました。
そのときは「次の機会に行こう」と思っていました。
それが、まさか・・・。
約1か月後、ミケちゃんは虹の橋を渡ってしまったのです。

ショックでした。
あのとき、なぜ茅ヶ崎に寄らなかったのか。
いや、もっと早く会いに行く機会を作ればよかったのに・・・。

自分はとうとう元気なミケちゃんに会うことができませんでした。
その姿を写真に撮ることができませんでした。

猫も人間と同じ「命」です。
いつ何があるかわかりません。
「次の機会に」と考えてはいけないのです。

以来、自分は猫の写真を撮っている者として
撮影に行こうと思いたったら行くし
会いに行こうと思いたったら会いに行くようにしています。
そう思うのは猫が呼んでいるからなのか
他の力が働いているからなのかわかりませんが
何かの「縁」が生まれようとしているのも確かだからです。

縁は猫とのものだけではありません。
ミケちゃんのお墓参りも半年後になってしまいましたが
お伺いしたことでwabi さんとお会いすることができました。
wabi さんのブログに登場するK さんご夫妻、キュウさんともお会いしました。
「ミケちゃんに会いたい。会いに行こう」と思ったのが
この縁に結びついているのです。

ミケちゃんの前では涙をこぼしてすみませんでした。
きっとミケちゃんも笑っていたでしょうね。
「50歳過ぎの男の人がカッコ悪いよ」って。
ミケちゃん、次会いに行くときは泣かないからね。

猫の写真を撮るようになってから大勢の方と知り合いました。
写真家の方、猫ボランティアの方、猫好きの方・・・。
このブログも多くの方が見に来てくださっています。
温かいコメントも数多くいただいて感謝しています。
これからも、猫と人との出会いを求めて
猫写を続けていきます。

東京、横浜、茅ヶ崎と巡りながら
その想いを強くしました。
来年に向けて、実りの多い2日間でした。

ミケちゃんのお墓参りを終えてから
wabi さん、K おじさんの案内で船宿前の猫たちに会いに行きました。






いつもwabi さんのブログで見ている猫たちが
目の前にいるというのは変な感じですね。
興奮してしまったせいかピンボケ、手ぶれが多くて(汗)。
これは、また撮りに行かないと。

wabi さん、ありがとうございました。
来年またお伺いします!
約束です。
茅ヶ崎海岸は来年も自分にとって「約束の地」です。

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10 件のコメント:

  1. 私もネコさんを撮りだしたことで命を見守る人との絆を知り、実際に生死の交錯を体験し、一期一会の大切さを痛感しました。
    そうして写真は強くなるものなのだなと確信しております^^

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  2. 当日はお疲れ様でした。

    Kiryuさんが撮影した海岸猫と私が出会ったのも、ミケが与えてくれた縁です。
    そしてKiryuさんと出会えたのも‥‥

    ミケの遺影、私にはKiryuさんが供えてくれた生花を嬉しそうに眺めているように見えて仕方ないのです。

    またこちらに風が吹いたら、いつでもミケに逢いに来てください。
    ミケは笑顔で迎えてくれるでしょう。
    あの愛くるしい丸い顔で「あら、また来たの」と呟きながら‥‥

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  3. こちらへいらしてたのですね!
    湘南の猫達は、私の猫撮の原点でもあります。
    今日の写真の子達も、みんな馴染みの子達です^^

    猫撮影をさせてもらってる者として
    その猫さん達のお世話をされてる方々には
    本当に頭が下がります。

    一期一会、私も大切にしたいと思っています。

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  4. kIryuさん

    茅ヶ崎海岸の旅、お疲れさまでした。

    わたしもいつかミケちゃんに会いにいってきます。

    船宿の猫ちゃん達、いいお顔して写ってますね。
    カボネ君は、なんだか寒そうな、悲しそうなお顔ですね。

    ブログ楽しく拝見しました。

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  5. こんにちは。
    茅ヶ崎海岸で少しだけお会いしたキュウです。
    猫たちにお歳暮を持っていった時に偶然kiryuさんとお会いして、大阪から来たと聞いてビックリしました。
    私は茅ヶ崎に長年住みながら、海岸猫と直接会うようにしたのはつい2ヶ月前からなんです。
    私のような新参者でも、海岸猫たち、海岸のボランティアさんたちは温かく迎えて接してくれる。
    すっかり居心地がよくなり、通うようになってしまいました。
    海岸猫は船宿以外にもたくさんいます。次回は是非レンタサイクルを借りて、もっとゆっくり猫たちと会ってくださいね。
    またお会いできる日を楽しみにしています。

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  6.  >>Takumiさん、こんばんは。

     猫のお世話を毎日されている方の苦労は大変だと思います。
     立派です。
     自分は撮っているばかりで、まだ一歩踏み出せずにいます。
     写真が強くなるかはわりませんが、そうした方と出会い、お話しする中で「視点」が変わってきているところはあります。

     >>wabiさん、こんばんは。

     どうもありがとうございました。
     wabiさんとお会いできてとてもうれしかったです。
     ミケちゃんにもようやく会えました。
     来年、またお伺いしますので、よろしくお願いします。
     ミケちゃんにはもっとたくさんのお花を持っていきます。

     >>peeさん、こんばんは。

     はい、茅ヶ崎にお伺いしていました。
     peeさんのブログに初めてコメントをさせていただいたのもミケちゃんが縁でした。
     ミケちゃんはいろんなところで、いろんな縁を作りだしています。
     すごいですよね。
     
     ところでpeeさん、ぜひ中川こうじさんと鈴木正幸さんの2人展を見に行ってください。
     一期一会について感じるものがあるはずですから。

     >>mimiさん、こんばんは。

     ミケちゃんに会いに行ってあげてください。
     笑顔で迎えてくれますよ。
     そして海岸猫も。
     カポネ、悲しそうですか?
     う~ん、見たことのない人相の悪い人間がカメラを向けるので怖かったのかな?

     >>キュウさん、こんばんは。

     帰る間際でお話できず申し訳ありませんでした。
     茅ヶ崎海岸はホント、居心地がいいですね。
     来年、また行きますので、その際はゆっくりお話させてください。
     大阪では自転車で走り回っているので、次回はレンタサイクルを利用させてもらいます。
     

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  7. すみません、今ブログ観ました、そういうことだったのですね。感動しました。
    人間とネコでも生死を越えて、心通じあいますよね、きっとKiryuさんの心も伝わってますよ。
    全ての生き物にはかけがえのない命があり、死という別れがある、それは壊れたのでもなく、バッテリーが切れたわけでもない、マニュアル化され、デジタル化された今の子供達にこういう写真をもっと観てもらいたい、触れ合ってもらいたい。
    そんな事を感じました。

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  8.  オザワヒろさん、こんばんは。

     ミケちゃんは亡くなる2日前に自分のところに来てくれたんです。
     これを書くとオカルトっぽくなるので触れませんでしたが。
     あのときと同じ笑顔で迎えてくれました。
     人間と動物であっても「約束」は守らないといけないんですよね。
     12月中にお墓参りに行かないと年を越せないな・・・と思っていたので、行けてよかったです。
     

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  9. そういう訳があったのですね。
    感動しました。
    wabiさんのところでしっかり茅ヶ崎の猫を見て来ました。
    以前、この茅ヶ崎の猫たちを見たことがあるのを思い出しました。
    きっと、ミケちゃんに呼ばれたのね、kiryuさん、、、、
    そう思えてしかたがありません。
    マサムネを見ると「戦士の休日」という言葉が浮かんで、感無量です。

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  10.  はるこさん、こんばんは。

     wabiさんのブログは最高です。
     小説を読むより面白いですよ。
     これからも愛読してください。

     そうですね。
     もしかしたら呼ばれたのかもしれません。
     「茅ヶ崎海岸には写真映えする猫がいっぱいいるから早く来て」って。

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