「前文と本文」

個展のDMに載せている文章はもちろん、僕が書いたものです。

そこは元新聞記者ですからね。

新聞的に言うと、このDMの文章が「前文」になります。

写真展で表現したいことを端的にまとめています。

若手記者のころ上司には「とにかく前文を決めろ」と教えられました。

記事は前文があって本文があります。

当然、読者は前文から読み始めます。

前文が決まっていなかったら本文には進んでもらえません。

また、書き手の立場から言えば、前文の段階で表現したいことがまとまっていたら

本文はそれに基づいて書き進めればいいのです。

だから「前文が決まれば本文はできたようなもの」とも教えられました。

では、個展の「本文」もできたようなものか？　というと、そうはいかないんですね。

個展の本文は展示する写真になります。

前文に基づいて選びますが、どれを使うか悩むし、まだ撮れていないものもあります。

書くのとは違った難しさの中で今、もがいています。

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個展を開催します。

「Osaka Riverside Cats　川と猫と空と」

５月１日（火）から１３日（日）まで。

大阪・東三国の猫カフェ「キャッテリア　クラウドナイン」にて。