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2011年2月26日土曜日

4年目の歩み

 2月20日の更新で「4年目の歩み」に触れました。
 3年前の2月20日に自分は会社を辞めました。

 この3年間は厳しいものでした。
 辛いこと、苦しいこと、悲しいこと、いろいろあって精神的にもまいりました。
 それでも「この3年間は充電期間だったと思って、また頑張ろう」と気合を入れるため「4年目の歩み」という言葉を書きました。

 覚悟はしていたとはいえ、その初日に母が亡くなるとは・・・。
 いや、母はあえてこの日を選んだのかな?
 「もう私には頼らないで、4年目からはひとりで生きていきなさい」と言っているのかもしれません。

 ひとりは寂しいです。
 これを書いていてもまだ涙が出てきます。
 でも、母が安心して休めるように、4年目はひとりで夢に向かって歩んでいきます。
 厳しい道のりでも、笑顔で、着実に。

 この6日間の更新で「桐生明」として母を天国へ送らせていただきました。
 明日からは通常更新に戻ります。

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2011年2月25日金曜日

母の好きだった写真4


 「車椅子」
 乗る人のいなくなった車椅子は軽い。

 乗っていたのは母。
 それを私が押していた。

 たいした距離ではない。
 病で体が動かなくなった母をベッドからトイレに連れていくだけだ。
 狭い部屋の中が母の生活のすべてになってしまった。

 いや、違う。
 病気になる前から母はほとんど家から出なかったのだ。
 慎ましやかに暮らしてきた母は旅行をすることも遊びにいくこともなかった。
 ずっと家の中にいたのだ。

 母を車椅子で押してあげるようになって初めて気がついた。

 元気だったときに、もっといろいろなところへ連れていってあげればよかった。
 遠くへ行かなくてもいい。
 住んでいた町を並んで歩くだけでも親孝行だったのに。
 後悔の想いが涙と一緒にあふれ出てくる。

 車椅子に母が乗ることはもうない。
 私が押すことも。

 乗る人のいなくなった車椅子は悲しみで重い。
 
 
 今年、大阪で珍しく降った大雪も、母は病院のベッドの上にいて見ることができませんでした。
 写真を見て「こんなに降ったんだ」と驚いていました。
 
 
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2011年2月24日木曜日

母の好きだった写真3


 「母の寝息」

 母と布団を並べて寝た。
 横を見ると色白な母の顔がある。

 母は20歳のころ結核にかかった。
 強い薬のおかげで命は助かったものの副作用で両耳が不自由になった。
 60代になると結核の後遺症が現れ喀血するようになった。

 母の人生は苦労の連続だった。
 父と結婚した後も両手をあかぎれにして朝から晩まで働いてきた。

 寝たきりになった祖母。
 老人性痴呆症になった祖父。
 お酒で体を壊した父の看病、介護に追われてきた。

 親不孝な息子に何度も涙を流してきた。

 それでも気丈に生きてきた母。
 笑顔がとてもきれいだった。

 そんな母に昨春、再び病魔が襲いかかった。
 小柄な体を蝕んでいく悪魔。
 入退院を繰り返しながら頑張ってきた。

 そっと触れた母のほほは癌と戦ったとは思えないほどしっとりしていた。
 そして白い雪のように冷たかった。

 もうゆっくり休んでいいんだよ。
 顔を寄せて語りかけているのに母の寝息は聞こえない。


 2月21日に母が天国へと旅立ちました。
 83歳でした。
 もし許されるなら、来世でもう一度、母の子供に産まれたい。
 次こそは親孝行をいっぱいしてあげたいから。


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2011年2月23日水曜日

母の好きだった写真2

「お腹を見せてかわいいね」と母が言うので
「あれも見せてるよ」と指差すと
それを見て笑っていました。

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2011年2月22日火曜日

母の好きだった写真1

「丸々しているね」と笑いながら見ていました。


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2011年2月21日月曜日

母と子



「4年目の歩み」については後日書きます。

申し訳ありませんが
数日間、コメント欄を閉じさせていただきます。

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